働く人に「ハマる」社員インタビュー #13

結婚などのライフステージの変化を考え始めたタイミングで、市外への長距離通勤には限界を感じました。将来の収入や生活基盤の安定も考え、地元・北上市で働ける環境を求めて転職を決意しました。

実はもともと製造業や半導体の知識があったわけではないんです。でも、北上市って本当に工場が多いんですよね。自然と興味が湧いてきました。

調べてみると、自動車業界とかスマホとか、身近なものに関わる重要な分野だと知って、どんどん引き込まれていきました。未経験OKや教育制度ありの求人内容が、自分にも挑戦できそうだなと感じました。

最初は正直、「未経験OKって書いてあるけど本当に大丈夫かな？」くらいの感覚で応募しました。

面接に進んで担当者の方と話してみたら、すごく温かくて丁寧な対応をしてくださって。「この会社なら、自分のことをちゃんと見てくれそうだ」と感じたのが大きな決め手でした。

未経験から始めた先輩も多く、研修制度が整っている点も魅力でした。

「ここまで丁寧に教えてくれるんだ！」というのが最初の印象です。

座学と現場実習が段階的に進み、図や写真での説明もあって未経験でも理解しやすかったです。質問しやすい雰囲気で、実際の現場でも安心して業務に入っていけました。

最初は本当に何も分からない状態でした。工具の名前も知らないし、会話の中で飛び交う専門用語も、工具のことなのか、現象のことなのか、何を指しているのか全く見当がつかず。「“それ取って”って言われても、どれのことを指してるのか分からない」みたいな状況でした（笑）

しかし半年ほどで徐々に作業の流れがつかめるようになり、準備や対応も先読みできるようになってきました。

高価なパーツを破損してしまった際、自分の中では相当ショックだったのですが、上司が親身に前向きに対応してくれて。

その際に「何故そうなったか、しっかり分析して次につなげよう」と言ってもらえたことが印象的で、今では新人にも、「俺もこういう失敗したから、ここは注意した方がいいよ」って率直に話せるようになっています。

面倒だなと感じてしまうような仕事であっても、受けている以上、自分の意思でやると決めたはず。自分で決めたなら、絶対本気で取り組んだ方がいいって思っていますし、今の自分の頑張りが、未来の自分を救うこともあるというか…（笑）。
今できることは今やる姿勢を大切にしています。

実は鬼剣舞（おにけんばい）は5歳の頃からやっているんです。もはや自分のアイデンティティの一部です（笑）

事前に相談すれば勤務調整も可能で、地元の文化と仕事を両立できる、プライベートに理解のある環境がありがたいです。

「誰かがやらなければ現場が回らない」という気持ちで動いています。

役職に関係なく支え合う空気があるのが、この職場のいいところだと思います。
職長として指示を出す立場ではありますが、自分も現場で一緒に動いて、一緒に汗をかくタイプでいたいですね。